古い幕(テント)を再生させる方法は??

   

今はもう製造されていないテント、製造数の少ないレアなテント、すでに存在しなくなってしまったメーカーのテント・・・
このようなテントは往々にして古いテントが多く、良い状態のまま保存(保管)されていることは稀です。
ほとんどが加水分解してしまっています。
そんな状態から幕体(テント)を再生する方法はいくつかあるようですが、
僕が実際に行った再生方法を紹介します。

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加水分解とは??

加水分解とは、反応物に水が反応し、分解生成物が得られる反応のことである。 このとき水分子 (H2O) は、生成物の上で H(プロトン成分)と OH(水酸化物成分)とに分割して取り込まれる。
引用:Wikipedia

とても難しいことが書いてありますが、テントやタープの場合だと幕体の素材となるポリウレタンやポリウレタン系の加工が水分などによって、ベタつき・それに伴う異臭等が発生している状態になります。
コットン系素材のテントには加水分解は存在しません。
ポリウレタン系素材のテントは保管状態が悪いと加水分解してしまいます。

加水分解を防ぐ方法

年に数回しか使用しないテントをお持ちの方、保管(保存)方法は大丈夫ですか??
正しい方法で保管しないと、久しぶりに出してみたテントがベトベトになっていてもうすでに手遅れ!!なんてこともあり得ます。
正しい方法で、保管しましょう!!

加水分解させない正しい保管方法

テントにとっての大敵は「湿気」です。「湿気」が原因で加水分解やカビが発生します。
その為、まずテントをしっかりと乾燥させてください。(汚れもしっかりと落としましょう)
保管場所は湿気のない風通しのいい場所!!とよく言われますが、そういう場所ってなかなかないですよね。
なので、基本的には直射日光が当たらない、温度の上昇が少ない場所でOK!!
たとえば、押入れとか、タンスの上とか。
大事なのは保管の方法です。
テント収納袋のジッパーを少し開けた状態(換気)で袋の中に乾燥剤を入れる!!
ただこれだけです。これで加水分解をかなりの確率で防ぐことができると思います。
ただし、乾燥剤は定期的に交換してください。その時にテントを広げてあげましょう。

加水分解したテント(タープ)の問題点は??

上記にある通り、加水分解してしまった幕体はベトつき、匂いが発生します。
そして、幕体自体の撥水性(防水性)はゼロに等しいです。
幕体の素材となるポリウレタンが劣化してしまっている状態のため、劣化の進行を遅くすることができても、素材自体を復活させることは難しいです。
加水分解してしまった幕体を完全に復活させることは不可能と言うことです。
大切なテント、長く使うためには加水分解は大敵なのです。
だからこそ、正しい方法で保管しましょう!!

幕体(テント)の再生方法

ここで言う「再生方法」とは、ベタつき・匂いを抑え、防水性を向上させ、テントとして使用できる状態まで戻すことを意味します。
決して、幕体を完全に復活させる方法ではないので、ご注意を!!
加水分解からの再生方法はいくつかあるようですが、僕が実際に再生させた方法は重曹を使用してのベトつきの除去と、シリコーン剤を使用しての撥水性の向上になります。
僕の所有するロッジ型テント2幕も加水分解が進行した状態のものを入手し、再生させました。

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用意するもの

・重曹 ・シリコーン系撥水剤(POLON-T) ・刷毛 ・撥水剤用容器(蓋つき)

再生方法

お風呂にお湯を張ります。水温は高めに設定します。(50~60℃)
お湯に重曹を入れ、その後幕を入れます。

しっかりと幕体全体が浸かるように!!
そのまま漬け置きします。(僕は半日以上漬けました)

幕体から大量の汚れが出ます。
(おそらくこれが表面のベトつきの原因だと思います。)


水洗いしてしっかりと汚れを落とし、乾燥させます。


ベトつきがなくなりました。
若干の匂いは残りました。この匂いに関してはファブリーズなどの消臭剤で匂いを消せるなんてことも言われています。
(僕は試していません)

続いて、撥水作業です。


水洗いした幕体は全く水を弾きません(>_<)
シリコーン系強力撥水剤のPOLON-Tを刷毛を使って塗りこみます。
揮発性が非常に高い撥水剤の為、蓋つきの容器に移して塗り作業をすすめてください。
充分な換気の可能な屋外での作業がBESTです。
効果はすぐに現れます。が、長期間の維持が出来ないため、継続的に撥水剤を塗りこむようにしてください。
我が家の幕の場合、4か月程度で撥水がもとに戻りました・・・

まとめ

欲しかったあのテント、入手してみたら加水分解が進行していた・・・
なんてことも多々あると思います。
僕の再生法が必ずしもBESTではないと思いますが、幕再生の1つの手段としてご紹介させていただきましたので、参考になればと思います。
ご自身の所有するテントの保管の方法も再度見直して頂き、長い付き合いになれば幸いです。
 

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